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【くるま問答・昭和編】「ド・ディオンアクスル」はリアサスペンションをより軽快にする【その10】
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1957年、初代スカイラインに国産車初採用されていたサスペンション形式が、ド・ディオンアクスルだ。欧州のスポーツカーなどで採用されていたが、国内では採用例の少ない形式だ。どのような機構とメリットがあるのか解説していこう。

ド・ディオンは、リジッド式だが少しでも軽快に動く工夫が取り入れられた
ド・ディオンアクスル(ド・ディオン式サスペンション)は、フランスの自動車メーカー、ド・ディオンブートンが開発したサスペンション形式だ。リジッドアクスル(車軸懸架式サスペンション)のひとつとなるが、路面への追従性の向上のための工夫が見られるサスペンションとなる。

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みんなのコメント

1件
  • 最近では、特にリジッドアクスル式のリアサスを持つFF小型車の
    4WD仕様で、よくこの形式のリアサスを採用した車両がありますね。

    この形式のリアサスで凝ってるなぁと思うのは
    アルファロメオのアルフェッタや75、SZ(RZ)あたりの
    リアサスですね。
    いずれもFRの駆動レイアウトですが、トランスミッションは
    重量配分を考えて後方に移設してトランスアクスルとし、その
    基部からリアのホイールハブに向かって左右に伸びるアームと
    左右輪を繋ぐアクスルがトランスミッションを三角形に囲むような
    形状になっているドディオンアクスル、そしてそのアクスルの横方向の
    動きを押さえるワットリンク、さらにバネ下重量を軽減するために
    トランスミッション側にリアブレーキを移動させた
    インボードディスクブレーキと…

    字にすると大変ですがwこれで対地キャンバー変化はゼロ、かつ
    独立懸架並みのロードホールディング性能を実現したのですから
    大した技術ですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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